●2002年4月30日(月)
 福島県三春町カネサン書店での『玄侑宗久 ちょっとイイ人生の作り方』 のサイン会は、無事、盛況の大成功裡に終わりました。来てくださった大勢の方、書店の社長さんほか関係されたすべての皆様に、厚く御礼申し上げます。この様子は弊社の写 真部長が、スナップとともに報告いたします。
  前日の夜は、玄侑さんのお寺・福聚寺の大般若祈祷会(だいはんにゃきとうえ)に参加しました。「般若心経(はんにゃしんぎょう)」は、600巻もある仏典「大般若経」を簡潔にした要略をさらにコンパクトにしたものだそうです。お坊さんでも600巻全部は読んでいないそうです。その全部を数十分で読んだことにする法会だというのは感心します。大勢のお坊さんが文字通 り一堂に会し、声を上げて経典をパラパラと滝のような躍動する姿で繰り続け、それで全部を読んだことにするのです。だから、声と動きがそこに参加した人に読んだことを納得させるほどの迫力があるのです。 仏典に関心のない私などは、こんな機会が偶然にでもなければ、決して体験できなかった「有り難い」ことでした。
  からくじなしの抽選会は、一等がパソコンほか超豪華景品が話題でした。もし、よそ者の私が当選した場合は辞退することさえ考えていましたが、チームの5人全員、豪華景品は当たりませんでした。心配無用でした。(お)


●2002年4月27日(土)
 昨日、『重松清 見よう、聞こう、書こう。』 (仮題)の第一回構成原案著者校を出力しました。番組制作ディレクターの方にもご挨拶ができ、制作のエピソードなども本書に収載できる予定です。
 また、今日4/24は、これから福島県三春町に、中央出版から2名、弊社から3名で出かけます。すごく天気も良く、いい旅立ちです。玄侑さんの禅寺で今夕、『化蝶散華』に出てくる大イベントの大般 若祈祷会に参加し、翌日は、カネサン書店で玄侑さんの 『玄侑宗久 ちょっとイイ人生の作り方』 の刊行祈念サイン会のお手伝いをします。(お)

 昨日は午前9時〜11時まで弊社のあるマンションが全館停電になり、すごく大変でした。弊社の電話はターミナルアダプターで束縛されているため、電源がないと不通 状態になります。著者校出力などでばたばたしているときにパソコンは使えない、電話は通 じないで多くの方にご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ありませんでした。(こ)


●2002年4月24日(水)
 別冊課外授業は、爆発的な売れ行きではないので、厳しさをいつも感じてきましたが、別 冊シリーズになって17冊が発行され、内5巻延べ9回が増刷ヒットしました。このあとも増刷が見込まれるものが続いています。
 先月、『紙屋克子 看護の心そして技術』が増刷になり、今月も続いて発行直後の 『玄侑宗久 ちょっとイイ人生の作り方』が増刷決定となりました!
 大変嬉しいことに、このシリーズでは、増刷2刷り分以降に、編集印税がわずかですがいただけます(編集印税だからわずかなのは当然です)。本ホームページでも紹介したり、書店に行ったときには必ず調査したり、営業的な目での刊行後の心配も版元同様に苦楽を共にしていることもあって、増刷で印税がいただけることのありがたみはお金に換えられないうれしさを感じます。店頭でたまたま買われた方にも決して失望されないように編集面 では健闘していきたいと考えていますので、地道に販売部数が伸びていくことを切に願っています。

  2002年5月5日、課外授業のシリーズが玄侑さんの本をはじめ、他の本との共同ですが、朝日・毎日・読売各新聞に版元の広告が出ると聞きました。(お)


●2002年4月19日(金)
 企画中だったり待機中だったりして、進捗がない仕事が10本ほどあります。そのため、ややフラストレーションを感じている日々が続いていました。連休前にそれぞれについて少しエンジンの回転数を上げるためのアクションをしてみようと思います。
 中には、エンストして再びエンジンのかからないものが出てくるかもしれません。

 課外の次巻の重松清さんの本は、一時整理から二次整理へゴーとなり、現在気持ちよく仕事を楽しんでいます。
 今回は、小学五年生の子どもたちへの授業でした。今までにも五年生のときはありましたが、ほとんどが六年生なので、この違いがけっこう面 白いです。一年しか違わないのに、五年生はやっぱり「かわいらしさ」が見事に漂っています。
 今回の本は、「子どもを主体に」という重松さんの思いに同感しました。読者の対象に子ども自身を向ける姿勢は、今までと比べるとうんと強くしたいと考えています。(お)


●2002年4月17日(水)強風
 創立記念日(4月4日)を過ぎると、「決算」の季節です。
 昨年から会計事務所の御世話になっているので、今年の今日までの作業も順調に終わっています。あとは、本来の意味の決算処理だけなのがやや安心かなあ。

 課外授業ようこそ先輩の次巻は、『重松清 聞こう、話そう、書こう。』です。今日、重松さんに版元とともにご挨拶できました。(上記タイトルは重松さんから案をいただきました)

 その後、大手の印刷会社に行きました。そこでは、たくさんの人に迎えられ、びっくりです。弊社の今までの仕事を評価してくださった常務のお心遣いで新たな仕事が請け負えそうです。仕事に対する信頼をいただけることほど、幸せはありません。心して健闘したいと念じています。 (お)

 本日は風が強く、ビルにかかかっている垂れ幕のような看板が無残に破れていました。2個所も見ました。(こ)


●2002年4月16日(火)
 昨日、『玄侑宗久 ちょっとイイ人生の作り方』を新宿紀ノ國屋南口店で、新刊コーナーと男性作家のコーナーにそれぞれ平積みになっているのを見つけ、嬉しくなりました。昨日が取次搬入と聞いていたので、すごく速い流通 だと思います。 (こ)
●2002年4月13日(土)
 4月11日、郡山から磐越線に乗って三春町(町役場のホームページ)に行きました。1時間に1本の単線です。電車の窓外に見える桜の美しさに見とれていましたら、車内放送で「滝桜」の案内をしていました。三春駅で訊くと、全国的に有名なこの滝桜が、今満開だそうです。私にとっては全く偶然です。前日は寒く曇っていたそうですが、この日は風もなく明るく晴れて、陽射しも暖かく絶好の観桜日和でした。
 もともと桜を見に行こうと計画を立てて出かけることなど滅多にありませんので、そのようなファンには私が楽しんでいいのだろうかと、申し訳ない思いがしました。
 お訪ねした福聚寺(玄侑さんのお寺)の紅しだれ桜も有名で、境内に設けられた茶店で観桜客に三春町の桜談義を聞きました。それで私も大急ぎながら、滝桜をタクシーで見てきました。
 旅のエピソードはいろいろありましたが、今回は「桜満開」だけにします。

 4月28日(日)午後3時より、この三春町の福聚寺近くのカネサン書店岩田店で、別 冊「課外授業ようこそ先輩」『玄侑宗久 ちょっとイイ人生の作り方』の刊行記念サイン会を行うことが決まりました。(お問い合わせは弊社へメールをください)お近くの方は、是非当日お越し下さい。弊社からは3名こぞってお手伝いに上がります。(お)


●2002年4月10日(水)
 別冊「課外授業ようこそ先輩『玄侑宗久 ちょっとイイ人生の作り方』の見本本が無事に出来上がり、弊社にも本日、版元の方が届けてくださいました。関係者のみなさま、本当にどうもありがとうございました。書店様からの事前注文等の反応もいいそうで、なんだか売れそうな気がし、またそのようにお祈りしています。本書の編集にかかわり、自分が持っていた「僧侶」というイメージとは違い、なんだかとても常識的でいい方で、不思議な感じのする人だという印象になりました。店頭には17日ごろ並ぶ予定ですので、機会がございましたら是非ご覧下さい。(こ)

 明日から、郡山・仙台 に出張します。郡山では、上記新刊見本を玄侑さんにお届けに行きます。仙台は、新企画の相談です。昨年末以来、大きな企画が次々にあるのに、幻と消えたり、長期化してちっとも進まないものもあり、生活が不安になります。零細企業の宿命でしょうか。でも、なんとなくイイ運が東北からやってくるかも知れません。期待して出かけます。(お)


●2002年4月9日(火)
 だいぶ暖かくなりました。4月8日の月曜日、出勤途中に女子大学付属の小学校があり、どうも入学式だったようで、「○○小学校入学式」と墨で書かれた立て看板の前で写 真を撮るために、まるでディズニーランドのアトラクションを待っているように、 校門の前に20組ぐらい親子で並んでいて、「そんなに撮りたいか?」とびっくりしました。
  弊社は4月4日が誕生日で13歳になりました。(こ)
●2002年4月5日(金)快晴
 模様替えの続きです。なんでこんなものまで取ってあったのかと驚く程の大量の廃棄物です。でも、中には自分の見えないところで勝手に捨ててもらいたいほどの、自分では思いでぼろぼろの無意味な書類や資料が出てきます。やっぱり自分でやっていると処理し切れないものが残ってしまいそうです。
 本棚は、まったく同じものをインターネットで無量で譲ってくださるという情報があったので応募してみましたが、当然すでに処分されていたとのことでした。東急ハンズにも行ってみましたが、やはりありませんでした。大手オフィス用通 販のカタログで、なんかちょっと高いなあと思いながらも2セット注文したら、注文したその日に届きました。そしたら、かなり重量 感のある予想以上に立派なもので、これまたびっくり(といってもそれほどたいして高価なものではありませんが)。デンマーク製です。昨夜から組立を始めて、今日、設置し終えると、なんかとても会社の事務所がそれだけで立派なように見えて、「ああ、立派だなあ」とささやかな満足感を得ました。やっぱり、その間仕事は中断中です。明日から頑張らなきゃ。(お)
●2002年4月3日(水)
 大変です。カラーレーザープリンタを導入しただけで、お買い物散財大会の状況になっています。事務室全体の模様替え、倉庫棚ほか、いろいろな備品の購入が続いており、全員の仕事がまったく中断状態です。でも、こんな機会でもないと、書類やものがどんどん溜まりまくってきますので、ちょうど強制的な整理作業となり結果 的に良かったと思います。
  ところで、事務用品の通信販売カタログにも本棚という項目がないことにびっくりしました。大きなホームセンターへ行っても、昔のスチール本棚は見当たりません。聞くと、メーカーで発売中止だそうです。昔のファンシーボックス(チャックで開閉する衣装ケース)と同じで、ダサいそうです。それに、本を買って飾ることは少なく、あってもガラス扉がついていたり、高級材質のインテリア家具だそうです。したがって「本棚」は、死語になっているそうです。ほんとかな。 (お)
●2002年4月1日(月)
  課外『玄侑宗久 ちょっとイイ人生の作り方』 をこの更新日記のページで「玄侑宗久 ちょっとイイ物語の作り方」という誤植を何回かしてしまい、玄侑さんご本人からご指摘を受けました。編集した本のタイトルを間違えるなんてお恥ずかしいことです。申し訳ありませんでした。過去の更新記録は訂正しました。
 新年度になりました。今年度は気合いを入れて頑張っていい年度にしたいと思います。よろしくお願いします。(こ)