●2002年3月30日(土)
 3月29日(金)『玄侑宗久 ちょっとイイ人生の作り方』を校了。本文も表紙も校了間際まで修正が入り、今回もヒヤヒヤの校了となりました。見本本は、4月10日出来、15日取次搬入、17日ごろから店頭に並ぶ予定です。

 昨日、小売希望価格40万円のカラーレーザープリンタが届きました。QMS magicolor6110です。QMSは、初期機1660がとても素晴らしいプリンターで、弊社としてはその信頼度が高く、2台目も是非ともQMSにしたいと考えていました。ただ、モノクロ専用機にするかカラーレーザーにするかについては、それぞれの一長一短がはっきりしていて、数ヶ月間迷っていました。
 届いてみると、予定していた設置場所には到底無理なほど大きな機械で、本日その設置場所の変更に伴って急遽事務所全体の模様替えをせざるを得なくなりました。何が幸いすることやら、春うららかな一日、とても楽しい模様替えの作業になりました。こんなことで気分一新できるなんて不思議なものです。模様替えをしてみると、新たに必要な棚や本箱などの必要物品も次々リストアップしなければならず、落ち着くまでにはまだ日数が必要なようです。

 企画面で、とても嬉しい出来事がありました。そのことについて、この更新記録でご報告できる日が早くくればいいなあと思っています。

 玄侑宗久先生のホームページから弊社のホームページの該当ページへリンクを張っていただきました。とても嬉しいです。玄侑先生のホームページは、ここhttp://www.genyusokyu.comをクリックしてください。(お)

 弊社の社長は、どうもカクテルグラスをほしがっています。模様替えに伴い食器を入れるスペースに余裕ができたからと思われますが、それだけでなく、そのグラスの形が気になっているようです。検討中です。(こ)


●2002年3月28日(木)
 私事ですが、最近二つの「不幸」がありました。あまり大したことではありませんが。
 なぜか私だけは絶対なることがないと、根拠ない自信があった「花粉症」。びっくりです。ちょっと前の日曜日、突如、ティッシュ1箱以上の鼻水の洪水、ウサギ目なみだ目しくしく状態、ほんとに驚きでした。少々の連続くしゃみや鼻水くらいだと、これはぜったい花粉症ではない、と自分にも人にも言えるのに、これは無理。初めて鼻炎薬を飲みました。お陰様で一晩でなおり、その夜はちり紙一枚使いませんでした。 その後も、まったく戻ったようなので、やっぱり違っていたのではないか、と、私の近くにたくさんいる花粉症の 仲間を喜ばしすぎたのではないかと思っています。ごめんなさい。
 もう一つは、自宅に夜中、泥棒が入りました。朝起きると、ドアや台所の窓の鍵が開けてあり(逃げ場所の確保?)、引き出しが全部中途半端にあいていました。警察は、同様の手口の同一犯を知っているらしく、どういう泥棒かの説明まで受けました。ピッキングではないそうですが、翌日、ドアの鍵は変えました。ついでに、会社の鍵はもっともピッキングに遭っているタイプだったので、現在、交換中です。まあ、落ち着いてお話できるのは、なんと、被害額ゼロだったからです。何も盗って行きませんでした。というより、盗るものがなく、ちょっとでも物音がすれば、通 報されるためでしょう。(空き巣ではないため)
 皆様も、花粉症と泥棒には気をつけてください。(お)

●2002年3月27日(水)
  3/25(月)に『玄侑宗久 ちょっとイイ人生の作り方』の青焼及び色校が届きました。

 今日、トーハンに返品を取りに行きました。最近納品はアルバイトの人に行ってもらっているので、久しぶりに飯田橋にあるトーハンへ行きました。トーハンは目白通 り?を挟んで文京区側に返品倉庫、新宿区側に納品窓口のある本社があります。
  「了解品の返品がある」というファクスが来ていたので行ってみたのですが、以前「了解・不可」で「不可」に○をつけて書店に返答したのを、相手が間違えて(と願いますが)「弊社了解品」として返品してきたものでした。昨年12月に、同じ本が同様の方法で返品されていて、トーハンの返品担当の方に返答書を見せ、その旨伝えておいたのに、今日また「○○了解品」という伝票をつけて置いてあったのでびっくりしました。同じ事を同じ担当の方に再度伝え、返品倉庫をあとにしました。部署的に仕方ないのかもしれませんが、何となく返品倉庫のイメージは暗いような気がします。それは、弊社が行く目的があまり明るくないのでそう見えるだけかもしれませんが、生産的な仕事というよりは出版社と書店との板挟みになったりと、いやな役目を負わされているからかもしれません。でも、こういう方の働きがあるおかげで本の流通 が成り立っており、感謝しています。
 そのあと、弊社宛の注文短冊が「1枚でもあるといいな」と願いながら、通りを越えて納品窓口へ取りに行きました。弊社のように自分で取りに来る社用の郵便受けのような小さなボックスがあり(ちょうどマンションのポストが並んでいる感じです)、その中に注文短冊が入っています、あれば。出版社の並びが変わっていたので弊社のボックスを探すのにとまどっていると、納品窓口のお兄さんが「ここです」と教えてくれました。顔を覚えて下さっていたことに感動したのですが、短冊が少ない出版社として覚えられているのかもしれません。とりあえず覚えていただくことはありがたいことです。幸いにも、2枚短冊がありました。
 返品倉庫のほうでも私の顔は覚えられているようですが、こちらは「うるさいことを言うやつ」という印象だと思います。好印象に変わるよう、個人的にも会社的にも頑張ろうと思います。(こ)


●2002年3月24日(日)
  今日の午後6時10分から、NHK総合テレビの「課外授業 ようこそ先輩」は玄侑宗久さんの回が再放送されます。よろしければご覧下さい。
●2002年3月23日(土)雷とか
  春一番が事務所の窓をびっくりするほどの大きな音を鳴らせて訪れてから、次の日には急にコートが邪魔になり、その次の日には桜が満開近くになっていました。
 予期せぬ外からの事情で、新企画の仕事が次々に廃案を余儀なくされて、少しさみしい気持ちにもなります。
 しかし、今日は「東京造形大学研究報2002」の見本本が届き、無事、納品完了できたことがとても嬉しいです。  また、「別冊課外授業ようこそ先輩」の次の巻がようやく決定します。平成13年度放送分からは、次巻の予定以外にもう一冊の発行予定がありますが、それがまだ決まっていません。
 またなお、これはとても嬉しいことですが、引き続き平成14年度放送分のシリーズ単行本化の企画は決定しました。
 『玄侑宗久 ちょっとイイ人生の作り方』は、書店さんからの事前注文が順調です。福島では、どの書店でも玄侑さんの小説の大量 販売の実績があり、その好影響ですぐ反応があります。 以前も書きましたが、この本は、人生の役に立ちます。お買いになって損はありません。
  『見城徹 編集者 魂の戦士』も、書店平積みが続いていて好評です。
  また、弊社あての注文をよくいただく『紙屋克子 看護の心そして技術』が増刷になりました。これも嬉しい。
  (お)
●2002年3月20日(水)
  昨日、課外別冊「玄侑宗久 ちょっとイイ人生の作り方」を無事入稿することができました。関係者の皆様、どうもありがとうございました。 最後まで台割が決定せずどきどきしましたが、玄侑さんはじめ多くの方の熱意がつまったいい本になったと思います。 ホームページを作りました。こちらです
 編集過程で玄侑さんの話を読んでると、まだまだ人生捨てたものではないなと思いました。
 本の入稿に印刷所の方が名古屋からみえ、版元の責任者の方も別件で東京にいらしていて合流し、緊張感あふれる賑やかな入稿になりました。 (こ)
●2002年3月16日(土)
  2、3日前、弊社がDTPを担当した小学館発行の『三つの墓標 小説・坂本弁護士一家殺害事件』(著者・佐木隆三)の見本本が届きました。この仕事は、編集も校正もデザインもいっさいなしの、本当のDTP作業のみでしたが、とても気持ちの良い作業でした。日程的には余裕がなく、内容はぜんぜん読んでいる暇はありませんでしたので、今、通 勤途中で、組版の確認をしながら、初めて読んでいます。この本は、もう書店に出ていますので、見つけられたら、ぜひ手にしてみて下さい。小学館の編集者の配慮で、奥付に弊社の名も出してもらっています。

 こちらは、プロの仕事に関わることの気持ちよさでしたが、もちろんいつもそうはいきません。ど素人みたいな編集会議になると、どっと疲れが出てしまうこともよくあります。

 課外の玄侑さんの本は、いよいよ大詰めです。とても面白く役に立つ本です。まもなく案内をアップしますので、ぜひご覧下さい。(お)

 昨日はとても風が強かったので、窓をあけて強さを感じてみました。
 大学に売店で入っている会社から『唯臓論』120冊の注文をいただきました。教科書採用に決まったそうで、「120冊」という数字に小躍り(大踊りしましたが)してしまいました。とてもありがたく思います。昨夜発送準備をして(久しぶりなのが悲しいのですが)、本日取次に送ります。買わない学生さんもいらっしゃるかとは思いますが、返品がないことを祈っております。(こ)


●2002年3月12日(火)あたたかい
  3月10日の日曜日、弊社の事務所があるマンション信誠コーポにおいて避難訓練がありました。その報告です。以前に更新記録にも書いたと思うのですが、火事になったときの心得を消防署の人が来て指導してくれたので、気になる方はこちらをご覧ください。 (こ)
●2002年3月8日(金)はれ
 3月6日に名古屋に出張。単行本新企画の打ち合わせ。
 NHKシリーズの新企画についても打ち合わせするも、こちらはなかなかスタートがスムーズに切れないで、ちょっと戸惑い気味です。つきあってきてわかってきたことですが、文章関係の人が映像を理解しているのに比べて、映像の人の文章の理解は、もしかするとちょっと怪しいです。
 と言いつつも、全然偉そうなことを言えない、かなり衝撃的な失態をおかしてしまいました。
 版を重ねている本に、誤植がかなりあることを、専門的な読者から指摘で知らされました。その読者はとても誠実な方で、ありがたく受け止め、また、深く反省して、落ち込んでしまいます。これからその「あと処理」をいかにきちんとできるかに頭痛め、緊張します。自分のことを棚に上げて、人を非難してはけない。すいません。(お)

 3月6日に、渋谷のbook1stで、 初めて、榊さんの本を発見しました。本書の「遺伝子組み換え食品」に関する部分で使用した画像がNHKの他番組のものだったために、入稿間際に急遽削除になったり、作成した図版の削除・変更があったりしました。そういうことでは、この本はかなり大変でしたが、榊さんはゲノム界で第一人者でありながらとても気さくで気配りの多い先生で驚きました。 また、課外授業で伝えられようとしている趣旨はとても共感できるもので、是非多くの方の目に触れてほしい気持ちでいっぱいです。(こ)


●2002年3月4日(月)はれ
 芥川賞作家玄侑宗久さんの、別冊「課外授業ようこそ先輩」の本の著者校段階に入り、3月2日(土)に日帰りのドライブで福島県田村郡三春町の福聚寺に玄侑さんを訪ねました。
 とてもいいお寺で、玄侑和尚の人を安心させるお人柄と相まって、いい小旅行でした。
 写真をご覧下さい

 今日4時は、まもなく発売の課外授業『榊佳之 遺伝子小学生講座』の本に榊先生が子どもたちにサインをくださるそうで、これから目黒の東京大学医科学研究所ゲノム解析センターへ行って来ます。(お)

 課外授業の玄侑宗久さんを福島県三春町(郡山市近郊)お訪ねしたおり、玄侑さんのお寺の近くにあるカネサン書店に課外授業シリーズの版元のFさんとご挨拶にうかがいました。店長さんが玄侑さんの同級生だそうで、玄侑さんの本の予約を新聞の折り込み広告を使用してとっているそうです。著者校用のゲラをお見せしたところ「面白そうだ。小さいときのことやここらへんのことが書いてあるから売れるんじゃないか」とおっしゃっていました。その言葉通 りになることを願ってやみません。
 その帰り道、隣の郡山市に行き、駅前(商店街の中)にある東北書店という書店をのぞきました。細長い店舗ながら面 白そうな本が置いてある印象を受けました。また驚いたことに課外授業の1期が3冊、別 冊も既刊本の半分くらい入っていて、とてもありがたく感じました。
 やはり福島は、 玄侑さんの地元なのでどこの書店でもすべての著書を、新刊が出たばかりということもあると思いますが、バーンと置いてありました。(こ)