日本図書館協会選定図書に選定されました

比叡山の行者道を歩きませんか。

 

根本順善

なぜ歩く なぜ祈る
──比叡山千日回峰行を撮る!

発行:風人社
仕様:四六判/上製本/232頁
定価:本体2,100円+税
2005年8月25日発行
ISBN4-938643-23-5 C0015

★日本図書館協会選定図書

掲載書評

  

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根本順善(ねもと・まさよし)
1935年埼玉県生まれ。
脚本家・故八木保太郎氏の門下を経て、新東宝撮影所の助監督になる。
東宝・福田純監督に師事後、テレビドキュメンタリー作品「比叡山紀行・阿闍梨2000日を歩く」でギャラクシー賞受賞。1991年「北緯15度のデュオ」で日本映画復興会議奨励賞を受賞。
 主な著書に『人と契らば濃く契れ〜川谷拓三と僕』(葦書房刊)『敷島隊死への5日間』(光人社刊)『ぼくは母さんの涙を見た〜15才の修行僧〜』(ポプラ社刊)などがある。
日本映画監督協会会員

 


千日回峰行とは
  比叡山で千二百年間途絶えることなく続いている荒行があります。

 「千日回峰」 行は、比叡山中の谷から谷への道を千日かけて、ひたすら歩き続けます。その距離は、地球一周に当たる四万キロにもなります。  最初の七百日は、自分のために祈って歩きます。他人のために祈れる資格を得るために。七百一日目からは、人のために祈ることが許され、今度はひたすら人の幸せを祈って、さらに苛酷な道のりを歩き続けます。

 映画監督の著者は、当時あまり知られていなかったこの千日回峰行を、行者の後ろをカメラマンとともに追って歩き、テレビドキュメント作品として世に送りました(昭和63年度ギャラクシー賞受賞)。

 仕事ができて無事に生きていけるのは何かに支えられているからだ、と思いました。人は何かに向かって手を合わせます。そして、自分もまた何かに護られ、祈られていることに気づきます。

 今日も行者は、人の幸せを祈って歩いています。死にたくなるような不幸な時に、「自分のためにも、祈ってくれている人がいる」ことを知れば、人は救われるのではないか、ということを、比叡山は著者に教えました。


  本書のもくじ

  序

  第1章 北嶺・比叡山へ登る前に
      仏と縁がなかったころ/北極圏の祈り
      永久凍土の地でクジラに祈る/大いなるものの力
       十五歳の祈り

  第2章 比叡山
      伝教大師 最澄/最澄のあとを継いだ高僧たち
      百花繚乱/信長焼き討つ

  第3章 比叡山の行
      解行双修の山/論湿寒貧
      常坐三昧と常行三昧/好相行
      三つの地獄

  第4章 千日回峰行
      四万キロを歩く/満行までの道のり
      行者道/結界の外へ/九日間の堂入り
      自利行から化他行へ/土足参内
      十万枚大護摩供

  第5章 他人のために祈る
      僧都と母尼/いのちのがり
      わたしたちは祈られている

  あとがき